花言葉は心のメッセージ
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花言葉は心のメッセージ



花言葉ってどうしてできたのでしょうね?

本来はギリシャやローマの神話や伝説が元になっているものが、伝承されてきたのです。たとえば、「バラの蕾」には「秘密」という花言葉がありますが、ギリシャ神話の中にある、ヴィーナスが若い恋人マルスとの不倫を黙っていてほしいと目撃者にその蕾を贈った話に由来しています。


花は別に言葉を話すわけではないのに、人間が古来より花に感じてきた情緒的な思い、心情などを花に感情移入して、いかにも花との間に精神的な交流があると感じるのは、特に不思議と感じるのではなく、逆に自然な感覚のような気がします。


花は、種から土の上に芽を出し、茎を伸ばし、葉を広げ、つぼみを付け、花を開く。そしてその命がつきるまでいっぱいに美しく咲き、そしてしぼみ枯れていく。
この花の一生は、まさに人間の一生と照らし合わせるとき、誰もがその可憐な生涯に心打たれるのではないでしょうか。


様々な花が様々な育ち方のなかで、春夏秋冬の季節を感じ、様々な色合いと、形と、香りとで私たちにメッセージを語りかけているようです。
花言葉は、その咲き出す季節、形や色合い、ひとつひとつの花の特徴を、人間の心になぞらえ象徴的な意味合いを持たせたもののようです。


人と人との間に直接言葉を交わさなくても、自分の心のメッセージを花に託すことによって、その花を通じてお互いの気持ちを伝えあう、そんな役割がいつのころからか花たちに与えられたのでしょう。


よくヨーロッパやギリシャの伝説や日本の昔語りの中で、主人公が死んだお墓の土の中から独りでに花が咲いていた、とか、花咲じいさんが桜に花を爛漫と咲かせたとか、このような自然発生的に花に意味が込められてきたのだと言われます。


花言葉が盛んに用いられるようになったのは、ヨーロッパの中世、騎士の時代です。騎士が愛する女性に思いを伝えるのにもっぱら花を用い、対する女性も花で答えたと言われ、それが花言葉を豊かにし、定着させたと言います。


そんなことがあって、花言葉には恋や、愛に関する言葉が圧倒的です。


春は、長い冬を越し、待ちわびて一斉に芽吹く花たちの明るさ、希望、若々しさ、未来を意味するものが多いのです。


夏は、暑さに耐えます。太陽に向かって堂々といっぱいに花びらを広げ、咲き続ける花が多いのです。そこで、情熱、永遠と言った言葉が託されます。


秋は、夏から冬への変わり目です。さわやかではありながらも過ぎ去った日々を思い出すような郷愁、思い出をあらわす言葉が多いようです。


冬は、暗く厳しい季節です。それでも咲く花は、忍耐強く、自信にあふれているようです。
冬の花にはそんな思いが託されているようです。



花言葉のいろいろ

花言葉には、人の心の状態、いろいろな愛や恋、その花の姿からの連想、送る相手への期待の気持ちなどを表しているものが多いのですが、なかにはおもしろいものもあります。いくつか探してみましたが、これらは一般的ではないのでしょうか。

 

 
花言葉 花名 花言葉 花名
楽しい会話 アジアンタム 節約 オオムラサキツツジ
努力の勝利 オダマキ 愛は死より強し、結合、私を見て ガマズミ
二面性 カラスウリ 風流を解する カラタチ
華やいだ生活 ギョリュウバイ 自然な振る舞い クコ
風刺 クジャクサボテン 楽しい日々 クチナシ
仲良し クロサンドラ 私を信じて  クロッカス(黄
私を守って クローバー
似たもの同士 コノフィツム
隠れた長所 コリアンダー 円熟した大人の関係 ザクロ
雄弁なあなた サルスベリ 素直な性格 シャクヤク
あなたを忘れない シラン かわいいいたずら シンフォリカルフォス
ほらふき ストレプトカーパス 粋な計らい セロジネ
秘密の約束 タキタス 秘密 ウツギ
別れ タんぽぽ 節約 チコリ
無意識な行動 デージー 心を傷つける言葉 トリカブト
豊かな財力 ナノハナ 勇気ある行動独立 ハナキリン
援助・保護 ハナタバコ 記憶に残る思い ハボタン
予測 ヒイラギナンテン 伝統 ヒオウギアヤメ
得をする ヒメシャラ 傷つけないで ピラカンサ
未来への期待 フリージア 機転が利く ベンケイソウ
慰めを求める ヘレボルス 良きライバル ホウチャクソウ
尽力 ホウノキ 奉仕 マルメロ
倹約家 ミツバツツジ 深い関係 モンステラ
夜の想い出 ユウガオ 強い正義感 リンドウ
でしゃばり ルコウソウ 良い友人に恵まれる ルピナス
幸福な家庭 ワイルドストロベリー わたしを包んで ワタ



◎ 笑い話=創作

花によって自分の気持ちを伝え合うというのは、まさに連想ゲームですね。

エリザベス朝時代には、騎士や宮廷の男女の間で自由奔放に愛人関係があり、花言葉が大いに使われたそうです。たとえば、サンザシは、甘い匂いを放ち、そして鋭いとげがありますが、その匂いを「誘惑」と、その棘を「危険」となぞらえ、「今夜どう?」という合図になるといわれます。

相手が黄色い花を送り返してきたら、「拒否」、「青紫のライラック」を送り返してきたら「私たちの愛人関係は終わらせましょう」との意味であるそうです。
男女の恋の駆け引きを、花で伝え合うというのは、フランスやドイツのこの時代の宮廷風俗であったらしいのです。

さて、笑い話になるのですが、今、恋人や思い人に花を贈って自分の気持ちを伝えようとすると、次のようなことになるのでしょうか?(笑)

3月にレンギョウを贈って、「私はあなたの(いいなりになる)わ」。

アザレアを贈って「私は初恋です」「愛を知った喜び」で「充足」しています。

サクラソウを贈って「青春のはじめと悲しみ」を知りました。「恋ののぞみ」をもたせてください。

忘れな草を贈って、「私を忘れないで」ね。わたしは「真実の愛」を知りました。

山吹の花を贈って、お返事を「待ちかね」ています。

アスターの花を贈って、「心残り」はありますが、「さようなら」。

クマガイソウを贈って、あなたは「みかけだおし」だわ。

マーガレットを贈って、私は、「忍耐と悲しみ」にあけくれました。「さようなら」。

ペチュニアの花を贈って、「あなたと一緒なら心が和らぎ」ます。

山つつじをおくって、あなたって「どっちつかず」ね。

アイリスを送って、「あなたを愛します。」

カーネーションをおくって、「熱烈な愛」をささげます。

シャスターデージーを贈って、「万事は忍耐です」、ずっと待ってますからね。


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